最終更新日 2024年12月24日
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この記事はこんな人にオススメ!
● 仮想化とはどのようなものか知りたい!
● どうして仮想化という技術が必要なの教えてほしい!
● サーバーに使用されている技術についてわかりやすく説明してほしい!
記事の概要
仮想化とはなぜ必要なのか。そもそもどのようなものなのか。
仮想化のメリットや、使用されている技術について説明しながら、
仮想化とは何かについて紹介していきます。
仮想化の概要
仮想化とは何なのか
・仮想化をすることによって、ハイパーバイザと呼ばれる追加のソフトウェアレイヤーが物理サーバー上に構成される。
・ハイパーバイザを使用すると、複数のオペレーティングシステムとアプリケーションを、
1台の物理サーバーにインストールして使用することが出来るようになる。
オペレーティングシステムとハードウェアの分離
サーバーを仮想化をすることで、ハードウェアからオペレーティングシステムを
分離することが出来、仮想化ベースのx86プラットフォームを作成することが出来る。
プラットフォーム:ソフトウェアが動作するための土台を指す。
なぜ仮想化が必要なのか
現在のx86コンピュータハードウェアは単一のオペレーティングシステムと、
単一のアプリケーションを実行するように設計されているため、マシンのほとんどの部分が使われていない。
そのため、使われていない部分を有効活用するには仮想化が必要。
仮想マシンを導入するとどうなるか
・仮想化を使用すると、1台の物理マシン上で、複数の仮想マシンを実行できる。
・各仮想マシンは、1台の物理マシンのリソースを共有する。
・結果、1つの物理コンピュータ上で、異なるオペレーティングと複数のアプリケーションを
実行することが出来るようになる。
パーティショニング
パーティショニングとは、データを複数に分割して格納すること。
仮想化により、1つの物理サーバーに、複数の仮想マシンが作成される。
結果、1つの物理サーバーの中に、複数のオペレーティングシステム、アプリケーションを
導入することができ、1つの物理サーバーのリソースの使用率を上げることが出来る。
仮想マシンの分離
・1つの物理サーバーに、ハイパーバイザを導入して、複数の仮想マシンを構成することは
物理サーバーを複数の仮想マシンで分離すること。
・仮想マシンで分離することで、ほかの仮想マシンのオペレーティングシステムに
影響を与えることなく、バグや障害を発見して修正することが出来る。
・バグを修正した後は、仮想マシン全体のリストアを数分で実行できる。
リストア:コンピュータで、別のメディアなどに保存していたデータを、元に戻すことを指す。
仮想マシンのカプセル化
・仮想マシンをカプセル化することにより、仮想マシン全体をファイルとして扱えるようになる。
・カプセル化により、仮想マシンの管理作業(コピー、移動、リストア)が簡単に行える。
ハードウェアの非依存性
・仮想マシンは物理的なハードウェアや、ハードウェアの提供ベンダーに依存しないため、仮想マシンの展開や移動は、
ハードウェアの仕様や、ベンダーに関係なく行うことが出来る。
仮想マシンリカバリの簡素化
・仮想化により、ハードウェア構成、OSの再インストールと構成、バックアップエージェントは不要になる。
仮想マシン全体のリカバリを、シンプルなリストアで行うことが出来る。
ハードウェアの障害時のリカバリ手順
1.ハードウェアを構成
2.OSのインストール
3.OSの構成
4.バックアップエージェントのインストール
5.起動
仮想マシンの障害時のリカバリ手順
1.仮想マシンのリストア
2.仮想マシンの起動
ストレージコストの削減
・シンプロビジョニングという技術を使用すると、ストレージが使用するスペース使用量を
最適化し、ストレージコストを削減することが出来る。
・必要な時に仮想マシンにストレージを提供し、ほかの仮想マシンとスペースを共有することが出来る。
ゴリタン
インフラエンジニアとして、ネットワークとサーバーの運用・保守・構築・設計に幅広く携わり、
現在は大規模政府公共データの移行プロジェクトを担当。
CCNPやLPICレベル3、AWSセキュリティスペシャリストなどの資格を保有しています。