最終更新日 2025年2月8日

CCNP ENCOR試験を攻略するために知っておくべきこと
CCNP ENCOR(350-401 ENCOR)試験はCiscoのプロフェッショナルレベルの認定試験で、選択問題、シミュレーション問題、ドラッグ&ドロップ形式の問題が出題されます。合格点は750〜850点で、試験時間は120分、問題数は90〜110問です。
CCNP ENCOR試験の概要は以下の記事で詳しく紹介しているのでよかったら見てみてください!

どんな人が受験すべきか?(エンジニアのキャリアに与える影響)
CCNP ENCORはネットワークエンジニアとしてステップアップを目指す人にとても有効な資格です。
CCNPを取得すると転職する際の年収も上がりますし、エンジニアとしてのキャリアアップも目指せます。
CCNPを取得した時のメリットや年収の上り幅は以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください!

【筆者の体験談】なぜCCNP ENCORを受験したのか?
私がCCNP ENCORを受験した理由は、より高度なネットワーク設計・運用のスキルを身につけるためでした。CCNAを取得した後、実務でネットワークエンジニアとして働いているうちに、BGP、OSPF、ネットワークの自動化といった高度なスキルが求められる場面が増えたからです。
また、転職市場でもCCNP以上の資格を持っていると評価が高いことを知り、短期間で合格を目指しました。実際に学習を始めてみると、単に資格を取るだけでなく、実務で即戦力になるスキルが身につくことを実感しました。


CCNPを勉強することで、実務に役立つことはありましたか?

めちゃくちゃあったよ。特にOSPFやBGPの設定、トラブルシューティングの知識は仕事ですぐに活用できたし、ラボ環境で実機を触ることで、設定スピードも上がったよ。

独学で勉強しましたか?それともスクールに通いましたか?

独学だけど、公式テキストやドキュメントを活用したよ。あと、模擬試験を何度も解いて弱点を潰したのが合格の決め手になったね。
まとめ
CCNP ENCORは、エンタープライズネットワークのコア技術を問う試験であり、合格するには理論と実践のバランスが重要です。ネットワークエンジニアとしてキャリアアップを目指すなら、資格取得だけでなく、実務に活かせるスキルを身につけることが鍵になります。
次の章では、短期間で合格するための具体的な学習スケジュールについて詳しく解説していきます。
短期間でCCNP ENCORに合格する勉強スケジュール
このセクションでは実際に当方が受験し、実際に役立った勉強方法や改善できたところ、実際に試験を受けてどのように勉強することが効率的か整理してまとめました。
CCNP ENCORに合格するには最低でも200〜250時間の学習時間が必要です。(CCNA相当の知識を持っている場合の時間です。)
短期間で合格を目指すなら、1日3〜4時間の集中学習が必須になります。一方で、時間をかけてじっくり学びたい人は、週10〜20時間のペースで6ヶ月ほどかけて知識を定着させるのも良いと思います。
効率的に学ぶためには、試験範囲を分割し、インプット(学習)とアウトプット(実践)のバランスを取ることが重要だと感じました。
以下に、短期集中型(1〜3ヶ月)とじっくり型(6ヶ月以上)の2つの学習プランを考えたので紹介します。

【1〜3ヶ月の短期集中プラン】最速合格を目指す勉強スケジュール
短期間で合格を狙う場合は、1日2〜3時間の学習を継続することが重要です。特に、午前中に理論学習、夜に実践演習や模擬試験を解くことで、記憶の定着を高められます。
1ヶ月目 基礎固めと試験範囲の理解
週 | 学習内容 | 重点項目 |
---|---|---|
1週目 | ネットワークの基本 | OSPF、EIGRP、BGP、VLAN、STP |
2週目 | 仮想化 & ネットワーク自動化 | VXLAN、SDN、Python、Ansible |
3週目 | セキュリティ & ワイヤレス | AAA、IPSec、VPN、ワイヤレス技術 |
4週目 | 実機・シミュレーション環境での設定練習 | Packet Tracer、GNS3、EVE-NG |
2ヶ月目 問題演習と弱点克服
頻度 | 学習内容 | 重点項目 |
---|---|---|
毎日 | Ciscoドキュメント、ガイドブックを読む | 1日1時間(試験範囲のインプット) |
週3回 | 模擬試験を解く & 間違えた問題の復習 | 本番形式での試験対策 |
週2回 | ラボ環境で設定の実践 | BGP、SD-WAN、OSPF、VXLAN |
3ヶ月目 試験対策と総仕上げ
期間 | 学習内容 | ポイント |
---|---|---|
試験2週間前 | 毎日模擬試験を解く | 本番の試験形式に慣れる |
試験1週間前 | 暗記ノートや要点を最終確認 | 間違えやすいポイントを整理 |
試験前日 | 今までの学習内容を復習 | 新しいことは勉強しない |

1か月から3か月で合格できるんですか?

できるけど、1日3〜5時間の学習時間を確保できるなら、という前提だね。
CCNP ENCORは旧CCIE試験の筆記試験と同じ問題が出題される変更があって、難易度が上がっているよ。

短期間で勉強する場合、何を優先すべきですか?

試験範囲を満遍なく学ぶより、頻出分野(BGP、OSPF、SDN、自動化)を重点的に学ぶのがポイント。模擬試験を早めに始めて、試験の出題傾向に慣れることも大事。

【6ヶ月以上のじっくりプラン】知識を確実に定着させる学習戦略
じっくり学習する場合は、基礎を固めながら、ネットワークの実践経験を積むことがポイントです。
1〜2ヶ月目 基礎学習(インプット中心)
頻度 | 学習内容 | 重点項目・ポイント |
---|---|---|
週3〜4回(各2〜3時間) | 参考書、Cisco公式ドキュメントを読む | OSPF、EIGRP、BGP、VXLAN、SDN、自動化など試験範囲を体系的に学習 |
週1〜2回 | ネットワークの基本設定をラボ環境で実践 | VLAN、OSPF、EIGRP、STPの設定と動作確認を実施 |
理解が難しい部分 | YouTubeやUdemyの講座を活用 | 理解が浅い部分を補完し、映像で直感的に学ぶ |
3〜4ヶ月目 実践力の向上
頻度 | 学習内容 | 重点項目・ポイント |
---|---|---|
週2回 | 模擬試験を解き、苦手分野を洗い出す | 本番の試験形式に慣れ、間違えた問題を重点復習 |
週1〜2回 | ラボ環境でBGPやVXLANの動作確認 | 実際に設定を行い、プロトコルの動作を理解 |
随時 | 業務で活かせる知識を意識しながら学習 | 実務と関連付けて、学習内容を現場で応用する |
5〜6ヶ月目 試験対策(アウトプット中心)
期間 | 学習内容 | 重点項目・ポイント |
---|---|---|
試験1ヶ月前 | 模擬試験を繰り返し解く | 本番の出題傾向に慣れ、時間配分を意識しながら解答練習 |
試験2週間前 | 過去に間違えた問題を復習 | 弱点を洗い出し、理解が不十分な部分を重点的に強化 |
試験前日 | 試験本番を想定し、模擬試験の時間を測って解く | 実際の試験環境を想定し、時間配分や解答ペースを確認 |

6ヶ月かけて勉強するメリットは?

じっくり学ぶことで、実務に活かせる知識として定着することだね。ネットワーク設計や自動化の知識を深く学べるのもメリット。

このペースなら週何時間くらい勉強すればいいですか?

週15〜20時間が目安。仕事と両立するならこのペースが無理なく続けられるよ。

【実体験】筆者が実践した学習スケジュールとその結果
私は3ヶ月で合格を目指しました。CCNAレベルの知識はあったので、学習開始1ヶ月目で理論を一通り終わらせ、2ヶ月目からは実践演習と模擬試験に集中しました。
実際の学習スケジュール
- 1ヶ月目 Cisco公式テキストで基礎知識を暗記。GNS3を使用して実機設定を実践
- 2ヶ月目 Ping-tを5週
- 3ヶ月目 Ping-tの復習とPing-tの模擬試験を毎日解いて、出題傾向に慣れる
結果的に、模擬試験で9割以上の正答率を維持できるようになり、試験本番でもスムーズに合格てきました。

Ping-tの問題はどのくらいスコアで合格圏内ですか?

模擬試験で9.5割以上取れるようになれば、本番も問題なく合格できるはず。

まとめ
CCNP ENCORに合格するには、短期間で集中して学ぶか、じっくり知識を定着させるかの2パターンの戦略があります。
次の章では、より具体的な勉強方法やおすすめの教材を紹介します。
CCNP ENCOR合格のための効率的な勉強方法
実際に受験してわかった、合格するための勉強戦略
CCNP ENCORに合格するためには、理論だけでなく実践的なスキルも習得する必要があることが、実際に受験してみてよく分かりました。特にネットワーク設計・運用に関する知識を「使えるレベル」にすることが合格の鍵です。
合格を目指すには、次の4つのポイントを押さえる必要があります。
- 頻出分野を重点的に学ぶ
- ラボ環境を活用して実践的なスキルを身につける
- 模擬試験を繰り返し解き、試験本番の問題形式に慣れる
- Ciscoのドキュメントを熟読する

試験範囲ごとの効果的な勉強法
CCNP ENCOR合格のために以下の順序で勉強することをお勧めします。
❶基礎知識のインプット(選択問題の対策)
CCNP ENCORの試験範囲は広いため、すべてを網羅しようとすると時間が足りません。
重要度の高い分野を優先的に学ぶことが効率的な勉強方法です。
頻出テーマ(優先順位が高い分野)
- ルーティング(OSPF、EIGRP、BGP)→ 必ず出題される
- スイッチング(VLAN、STP、EtherChannel)→ 実務でも重要
- ネットワーク設計(スパインリーフ構造、SD-WAN)→ 最新技術を含む
- セキュリティ(AAA、IPSec、VPN、ACL)→ 基礎レベルで問われる
基礎知識は以下のステップで学習することをお勧めします。
- ステップ1シスコ技術者認定教科書の熟読
シスコ技術者認定教科書を3周熟読します。
不明点があったら都度調べ納得いくまで理解することが大切です。このテキストを読み込むことで、ステップ2の問題演習でつまずきにくくなります。
EIGRPやBGPはもちろんですが、IPv6や自動化のセクションも重点的に学習してください。試験ではIPv4よりもIPv6の出題率が圧倒的に多かったため、IPv6の対策は必須です。リンク - ステップ2Ping-t
次にPing-tの問題演習を4周しましょう。
ステップ1で基礎知識はインプットしているため、問題演習のみでよいです。問題を解いていてわからないところがあったら解説を読んでください。各セクションごとにまとまっている概要説明を読む必要はありません。
Ping-tには各問題にマークを付ける機能があるので、2周目以降は間違えた問題やわからなかった問題にマークをつけます。その際、まぐれで正解した問題ももれなくマークしてください。
3周目はこの際マークした問題のみを解き、再度間違えた問題やわからなかった問題にマークをつけます。4週目以降は3周目でマークした問題のみを解きます。 - ステップ3Ciscoドキュメント
最後にCiscoドキュメントを熟読しましょう。Ciscoのドキュメントは余力があれば読む形で問題ありません。
本番試験ではCiscoの公式ドキュメントのトラブルシューティングの部分から出題されています。そのため、なるべく公式ドキュメントに目を通すことをお勧めします。
例えば下記のような出題範囲に対するトラブルシューティングの公式ドキュメントです。本番試験ではこのような問題がそのまま出題されています。
BGPトラブルシューティング
学習のポイント
- シスコ技術者認定教科書をベースに、重点的に学ぶ
- Ping-tで問題演習をして基本知識をアウトプットする
- Cisco公式ドキュメントになるべく目を通す

試験範囲が広すぎて、どこから勉強すればいいか分かりません

最初にBGP、OSPF、VXLAN、ネットワーク自動化を優先して学ぶといい。出題頻度が高いから、ここを押さえるだけでもスコアが伸びるよ

❷シミュレーション問題対策
試験では、シミュレーション問題や設定に関する問題が必ず出題されます。特にシミュレーション問題やドラッグ&ドロップ形式の問題に対応するために、ラボ環境で実機レベルのスキルを身につけることが重要です。
シミュレーション問題は以下のような問題が出題されます。
問題形式 | 概要 | 例題 |
---|---|---|
CLIベースのシミュレーション問題 | 実際のネットワーク機器のCLI(コマンドラインインターフェース)を使用して設定やトラブルシューティングを行う | OSPFの設定修正、BGPの隣接関係の確認と修正 |
ドラッグ&ドロップ問題 | 概念や設定手順を正しい順序で並べ替える問題 | SD-WANやVXLANの構成ステップの並び替え |
ホットスポット問題 | ネットワーク図や設定画面の中から、正しい箇所をクリックする問題 | VLANの設定ミスを見つける、STPのルートブリッジを特定する |
シナリオベースの質問 | 長文のシナリオを読み、適切な設定やトラブルシューティングの方法を選択する | IPv6のトラブルシューティング、AAAの設定ミスの特定 |
実践すべき設定
- OSPF、BGPの基本設定(隣接関係の確認、ルートアドバタイズ)
- STP(スパニングツリー)の設定(ルートブリッジ選出、ポートコスト調整)
- VXLANの設定(オーバーレイネットワーク構築)
- ACLやNATの設定(ネットワークセキュリティの基本)
- ステップ1SPF、BGP、STP、VLANの設定とトラブルシューティングに慣れる
シミュレーション問題は、CCNPレベルの基本設定ができれば対応できます。本番試験ではトラブルシューティングの問題が多く出題されるため、トラブルシューティングの練習をしましょう。
Ping-tにトラブルシューティングの問題が各セクションごとに掲載されています。(まとまってはおらず、散らばっているのでトラブルシューティングの問題を見かけたらマークしておきましょう。)
それらの問題を実際にラボ環境で実機確認しましょう。
全セクションを実機確認するのはなかなか難しいと思うので、シミュレーション問題としてよく出題されるSTP、BGP、STP、VLANセクションのものを実施しましょう。
※実機確認の際、showコマンドを使用してのトラブルシューティングは、後で見返せるようログを取っておくとよいです。(ステップ2で使用します。) - ステップ2showコマンド
シミュレーション問題では、showコマンドに関連する問題がかなり多く出題されますので、showコマンドの出力結果を正確に理解しましょう。
例えば、show ip ospf neighbor, show ip bgp summary などです。
Ping-tに掲載されているトラブルシューティング問題のshowコマンドがどのように使用されているか、どこを見ているのかを重点的に確認し、暗記しましょう。
※ステップ1の実機確認の際に確認したshowコマンドのログの復習も有効です。 - ステップ3Ciscoドキュメント
最後にCiscoドキュメントを熟読しましょう。
本番試験ではCisco公式ドキュメントのトラブルシューティング部分から出題されるため、なるべく公式ドキュメントに目を通すしましょう。
例えば下記のような出題範囲に対するトラブルシューティングの公式ドキュメントです。本番試験ではこのような問題がそのまま出題されています。
BGPトラブルシューティング


実機がないと勉強できませんか?

実機がなくてもGNS3やEVE-NGを使えば、試験に必要な設定スキルは十分身につくよ

どのラボ環境を選べばいいですか?

初心者はPacket Tracer、実践的に学びたいならGNS3、企業レベルの環境を試したいならEVE-NGがおすすめだよ。

❸総復習
- ステップ1Ping-tの復習
最後にPing-tの全問題を復習しましょう。
1周目は全問題を網羅的に復習してください。その際、曖昧だった問題や不正解だった問題はマークしてください。
2周目は、1周名にマークした問題のみを復習します。
※Ping-tは100問中95問以上正解できる状態にしないと合格は厳しいです。
※シスコ技術者認定教科書にも模擬試験の問題がテキストの最後についていますが、簡単すぎて意味がないです。そのため、Ping-tを完璧にすることが一番の近道です。

ゴリタンが合格までに実施した勉強内容
当方がCCNP ENCOR合格までに実施した勉強内容や勉強時間を解説します。
勉強時間
1回目に受験では3種類の教材やサイトを使用し、合計240時間ほど勉強しました。
※1日4時間を60日間(約2か月)続けた計算です。
使用した参考書
実際に使用した教材は以下です。
- CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401 Official Cert Guide (English Edition)
- Ping-t
- シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コア試験ENCOR(350-401)
- GNS3によるネットワーク演習ガイド ――CCENT/CCNA/CCNPに役立つラボの構築と実践
CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401 Official Cert Guide (English Edition)
英語を何とか解読しながら2周ほど熟読しました。英語の勉強にはなるものの、合格までの効率を考えると非効率のため、あまりお勧めしません。
Ping-tの勉強内容
Ping-tのCCNP ENCORの問題を全部で6週ほどしました。
6週すべて全問題を解きました。
シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コア試験ENCOR(350-401)
シスコ技術者認定教科書は概要説明部分を3周熟読し、その後総合問題集を2周しました。
総合問題集は簡単すぎで本番試験にはほとんど役に立たないと感じました。
総合問題集を解くくらいないら、Ping-tの問題演習に時間を費やした方が良いと思いました。
GNS3によるネットワーク演習ガイド ――CCENT/CCNA/CCNPに役立つラボの構築と実践
GNS3を使用してシミュレーション問題の対策をしました。
Ping-tの問題に出てきたトラブルシューティングの問題のconfigや設定をひたすら確認しました。
GNS3の利用法があまりよく分かっていなかったので、こちらの本を参考に実践しましたが、GNS3の利用に関してはシンプルで、本を購入する必要はないと感じました。
時間配分のコツと解答テクニック
試験は約90〜110問を120分で解くため、1問あたりの解答時間は1分〜1分半が目安になります。時間配分を間違えると、最後の方で焦ることになるので、次のポイントを意識して解きましょう。
解答の時間配分
問題タイプ | 目安時間 | ポイント |
---|---|---|
選択問題 | 1分以内 | 確実に解ける問題は即答 |
ドラッグ&ドロップ問題 | 1〜2分 | 関連知識があれば迷わず解答 |
シミュレーション問題 | 5〜10分 | 時間がかかるため後回しにするのも有効 |

試験中に時間が足りなくなることはありますか?

あるよ。シミュレーション問題に時間をかけすぎると、最後の方で焦ることになるから要注意。

難問を飛ばすべきタイミング
試験では、どうしても解けない問題が出てくることがあります。こうした問題に時間をかけすぎると、解ける問題に時間を使えず、結果的に点数が伸びなくなるので、難問は飛ばすことも重要です。

解けない問題があったらどうすればいいですか?

1分考えて分からなければ飛ばして、最後に時間があれば戻るのが鉄則。焦らず、解ける問題を優先して得点を積み上げることが大事。

シミュレーション問題で時間が足りなくなりそうなとき、どうすればいいですか?

まずは確実に解ける設定を行い、不明な部分は飛ばす勇気も必要。全体の時間を見ながら、解ける問題に時間を使うことが大事。

まとめ
実際に受験して分かったことは、CCNP ENCORの合格には知識だけでなく、試験中の時間管理や解答戦略が重要ということです。試験直前は知識の整理と模擬試験での実践を重視し、当日は落ち着いて試験に挑むことが合格の鍵になります。
合格までの総括と成功するためのポイント
CCNP ENCORに合格するには、試験範囲を理解し、実践的なスキルを身につけ、試験本番での時間配分を意識することが不可欠です。実際に受験して分かったことは、単に知識を詰め込むだけではなく、ラボ環境での実践や模擬試験の活用が合格のカギになるということです。
成功するためのポイント
- 試験範囲を戦略的に学習する
- 頻出分野(BGP、OSPF、VXLAN、自動化)を優先的に学ぶ
- ラボ環境を活用し、設定スキルを強化する
- GNS3やEVE-NGを使い、試験範囲の設定を実際に試す
- 模擬試験を繰り返し、本番形式に慣れる
- 80%以上のスコアを安定して出せるようにする
- 試験直前の対策を怠らない
- 試験当日の流れを把握し、時間配分を意識する

最短で合格するために一番大事なことは何ですか?

知識を詰め込むだけでなく、実際に設定を試しながら学ぶこと。あとは、模擬試験で本番の形式に慣れておくことが重要。

本番の試験で気をつけるべきことは?

時間配分を意識すること。シミュレーション問題に時間をかけすぎると、選択問題を解く時間が足りなくなるから注意。

これから受験する人へのメッセージ
CCNP ENCORは、ネットワークエンジニアとしてのスキルを証明できる価値のある試験です。しかし、試験範囲が広く、合格には計画的な学習と実践的なスキルの習得が必要です。
これから受験する人は、「合格すること」だけを目的にせず、試験を通じて実務に役立つスキルを身につけることを意識すると、今後のキャリアにも大きなメリットがあります。
最後に、最短で合格を目指すなら、早めに模擬試験を解き、弱点を洗い出すことが重要です。知識とスキルをバランスよく習得し、万全の準備で試験に臨みましょう。

CCNPを取得した時のメリットや年収の上り幅は以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください!

ゴリタン
インフラエンジニアとして、ネットワークとサーバーの運用・保守・構築・設計に幅広く携わり、
現在は大規模政府公共データの移行プロジェクトを担当。
CCNPやLPICレベル3、AWSセキュリティスペシャリストなどの資格を保有しています。