【CCNP】【ENCOR】【合格体験記】CCNPの出題元とおすすめの勉強方法とアドバイス

最終更新日 2024年12月28日

CCNP合格証
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この記事はこんな人におすすめ!

CCNP ENCORの勉強方法が知りたい

どんな問題が出てくるのか教えてほしい

これからCCNPを受験しようと考えている

記事の概要

CCNP ENCORに合格しましたので、実際に行った勉強方法や、どのような教材が有効だったか、実際の試験にはどのような問題が出題されたのかなどを記載します。

また、これからCCNPを受験する方向けに、どのような試験なのか、試験の概要なども説明します。

CCNP ENARSIについては以下の記事で紹介しているのでよかったら見てみてください。

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CCNP ENCOR とは???

CCNP ENCOR とは CCNP Enterprise のコア試験です。

CCNP Enterprise はCisco社が提供するネットワーク関連の知識を証明する資格のうちの1つです。

Cisco社が提供するネットワーク関連の資格は5つあり、CCNP Enterprise はそのうちの3つ目のレベルの資格です。

レベル1:CCT
レベル2:CCNA
レベル3:CCNP
レベル4:CCIE
レベル5:CCAr

レベル3といっても CCNP Enterprise は企業向けのネットワークソリューションスキルに対して、プロフェッショナルの能力を証明する資格のためなかなかの難易度です。

インフラエンジニア関係の職場でCCNP Enterprise を持っていれば結構威張れます(笑)

ちなみにCCIEを持っていれば年収1000万円は固く、職場で一目置かれる存在になります!

CCNP Enterprise の資格を取得するには試験に2つ合格する必要があり、そのうちの1つが、今回紹介する CCNP ENCOR です。

ちなみにCCNP Enterprise ではコア試験(全員必ず受験する試験)として CCNP ENCOR 、選択科目としてもう1つ試験を受験して合格する必要があります。

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CCNP ENCOR の試験範囲

CCNP ENCOR の試験範囲の詳細は↓のURLから確認できます。

350-401 ENCOR (cisco.com)

以下は、CCNP ENCOR (350-401) の分野ごとの出題範囲と出題割合を表にまとめたものです。

分野主な出題内容出題割合 (%)
アーキテクチャエンタープライズネットワーク設計、レイヤ2/レイヤ3設計、ワイヤレス設計15%
仮想化ネットワーク仮想化技術、仮想化プラットフォーム(Hypervisor、SD-WANなど)10%
インフラルーティング、スイッチング、マルチキャスト、QoS30%
ネットワーク保証テレメトリ、ネットワーク分析、トラブルシューティング10%
セキュリティセキュリティポリシー、VPN、IPsec、AAA、ゼロトラストモデル20%
自動化とプログラマビリティネットワーク自動化、プログラミング言語(Python、JSONなど)、API15%

CCNP ENCOR の合格点

CCNP ENCOR の合格点は1000点満点中825点です。

そのため、8割くらい取れれば合格になります。
しかし、最低点が300点のため、8割取れなくても合格になるケースがあるようです

Ciscoの公式サイトでは、合格点は800点から850点と記載されていますが、実際は825点です。

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勉強方法

実際に使用した教材

私が実際に使用した教材は以下です。

勉強時間と勉強方法

勉強時間の合計は240時間です。
1日4時間の勉強を60日間(約2か月)継続しました。

最初の取り組みとして、「ネットワークエンジニアとして」のサイトに掲載されている初級エンジニア・中級エンジニア向けのConfig例をすべて、Cisco Packet TracerやGNS3を使って実際に手を動かしながら学習しました。

その後、参考書(通称「白本」)を3回熟読し、さらにPing-tの問題集を5周繰り返して解きました。

受験した感想とアドバイス

Ping-tだけでも合格は可能ですが、一発合格は難しいかもしれません。
Ping-tの解説は日本語でわかりやすい反面、本番の試験では文章が非常に分かりにくく、初めて受験した際には大変苦労しました。また、本番の問題はPing-tより少しひねりを加えた形式が多く、問題に慣れることが重要だと感じました。

本番試験の特徴について
自動化に関する問題では、PythonやCiscoのアプレットコードについての設問がいくつか出題されました。ただし、どれも基本的な内容を理解していれば解けるレベルでした。しかし、出題内容が非常に長文で驚かされました。

合格に向けた勉強方法
安全に合格するには、Ping-tの内容を完全に理解するだけでなく、「徹底攻略」シリーズの問題集も併用して勉強するのが効果的です。また、今回の受験を通してわかったことですが、CCNP ENCORの試験ではほとんどの問題がCisco公式ドキュメントやサポートページに記載されている内容から出題されていました。試験後に不明点を調べたところ、Ciscoドキュメントにそのまま掲載されていたこともあり驚きました。

教材の選び方
徹底攻略の問題集からも一部出題されていると感じましたが、CCNP ENCOR公式教科書は基礎知識を身に付けるには適しています。しかし、内容が簡単すぎるため、この教科書だけで試験に合格するのは難しいでしょう。基礎を固める目的で使用するのがおすすめです。



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この記事を書いた人!

ゴリタン

インフラエンジニアとして、ネットワークとサーバーの運用・保守・構築・設計に幅広く携わり、
現在は大規模政府公共データの移行プロジェクトを担当。

CCNPやLPICレベル3、AWSセキュリティスペシャリストなどの資格を保有しています。