最終更新日 2024年12月23日
こんにちは! ゴリタンです!
今回はLPIC202試験の勉強方法やお勧めの参考書についてご紹介します!
LPIC202の試験は具体的にどのように勉強したら効率がいいのか、
本番の試験問題に一番違い問題が掲載されている問題集はどれかなどを
ご説明します。
LPIC202の試験概要や試験範囲についても記載していますので、
良かったら見てみて下さい。
この記事は以下のような方にオススメ!
● LPIC202の勉強方法、参考書について知りたい。
● LPIC202の試験概要や、試験範囲を教えてほしい。
● 本番の試験に一番近い問題が掲載されているテキストを知りたい。
LPIC202の試験は試験範囲が広く、覚えなければいけない量が多くて大変ですよね。
LPIC201の試験との時はPing-tという問題集で対策したのですが、
Ping-tは問題数が700問前後あり、問題演習が大変でした。
Ping-tだと問題数が多すぎて効率がいいのか悪いのではないかと思い、
今回は他の問題集やテキストを使用して対策しました。
そしたらPing-tよりも効率がいい問題集が見つかりました。
詳細は↓の記事内容に記載していますので是非見てみて下さい!
この記事の解説内容のまとめ
この記事で解説していることをざっくりまとめると以下の内容になります。
自分の興味がある部分を重点的に読んでいただけるといいと思います。
LPIC/LinuCとは???
LPIC/LinuCの試験概要
LPICとはLPI認定試験のことで、Linux技術者の技術力を認定する試験のことです。
LinuCという試験もありますが、こちらもLPIC同様にLinux技術者の技術力を認定する試験です。
LPICもLinuCも試験の出題範囲は同じですが、試験問題は異なります。
どちらを受験しようか迷っている方は、LPICを受験することをお勧めします。
LPICはグローバルな資格のため、海外でも通用します。
LinuCは日本独自の資格のため、日本でしか通用しません。
ただ、LPICもLinuCも試験問題は違えど、試験範囲や難易度は全く同じのため
自分の好みでどちらを受験してもいいと思います。
LPICもLinuCもベンダーやディストリビューションに依存せず、
中立的な立場でLinux技術者の技術力を認定する試験です。
どうせなら海外でも通用するLPICのほうがいいかもしれませんね。
LPIC/LinuCの試験レベル
LPIC/LinuCは試験がレベル1からレベル3に分かれています。
レベルが上がるにしたがって難易度が高くなります。
難易度は↓のような感じです。
レベル1:初級者(エンジニア歴半年から1年)⇒エンジニアになりたて
レベル2:中級者(エンジニア歴3年から4年)⇒運用保守
レベル3:上級者(エンジニア歴5年以上)⇒設計構築
認定を受けるためには、レベル順に合格していく必要があります。
レベル2の認定を受けるためにはレベル1の認定を、レベル3の認定を受けるためには
レベル1とレベル2の認定を受ける必要があります。
※下位のレベルの認定を受けなくても試験を受験することは可能ですが、
認定を受けるには、下位のレベルの試験に合格し、認定を受けた後になります。
レベル | 試験名 |
---|---|
レベル1 | LPIC/LinuC レベル1 101試験 |
LPIC/LinuC レベル1 102試験 | |
レベル2 | LPIC/LinuC レベル2 201試験 |
LPIC/LinuC レベル2 202試験 | |
レベル3 | LPIC/LinuC レベル3 300試験(混在環境) |
LPIC レベル3 303試験(セキュリティー) | |
LPIC レベル3 305試験(仮想化とコンテナ化) | |
LPIC レベル3 306試験(高可用性(HA)とストレージ) |
LPIC202/LinuC202の試験範囲
LPIC202/LinuC202の試験範囲は以下の通りです。
項目 | 試験内容 |
---|---|
DNSサーバ | ・DNSサーバの基本的な設定内容 ・ゾーンファイルの作成 ・セキュアなDNSサーバの作成方法 |
HTTPサービス | ・Apacheの基本的な設定項目 ・HTTPSのApacheの設定 ・Squid ・リバースプロキシ |
ファイル共有 | ・Sambaサーバの設定方法 ・NFSサーバの設定方法 |
ネットワーククライアントの管理 | ・DHCPの設定 ・PAMの設定 ・LDAPの設定 ・OpenLDAPの設定 |
メールサービス | ・メールサーバの設定方法 ・メールサーバの管理 |
セキュリティー | ・ルータの構成方法 ・セキュアなFTPサーバ ・SSH ・OpenVPNの設定 |
LPIC202/LinuC202の合格点
LPIC202/LinuC202の合格点は65%です。
出題数は60問なので、39問ほど正解すれば合格になります。
ちなみに試験の点数は200点から800点です。
試験時間は90分です。
試験の合格点は65%のためそこまで難易度は高くないように思えますが、
出題範囲が広いため試験勉強には思ったよりも時間が掛かります。
出題数 | 60問 |
合格ライン | 65%(60問中39問以上) |
試験時間 | 90分 |
最低点・最高点 | 200点から800点 |
LPIC202/LinuC202の再受験ポリシー
LPIC202/LinuC202を受験し、不合格になった場合、再受験ポリシーがLPICとLinuCで異なります。
LinuCの場合は、同じ科目を受験する際、2回目以降の受験は、受験日の翌日からカウントして、
7日目以降から受験可能になります。(カウント日数には土日を含みます。)
LPICの場合は、2回目の受験はLinuC同様に受験日の翌日からカウントして、
7日目以降から受験可能(カウント日数には土日を含みます。)ですが、
3回目以降の受験については最後の受験日の翌日から起算して30日目以降より受験可能になります。
LPICとLinuCで再受験ポリシーが異なるので注意してください。
LPIC202成績表
2022年11月1日にLPIC202の試験に合格しました!!!
試験の結果は以下です。
60問中48問正解で点数は620点です。
LPIC201は60問中51問正解で点数は640点だったので、
1問あたり7点くらいみたいですね。
LPIC202のおすすめの勉強方法
オススメの教材
LPIC202の参考書
私は↓の参考書をお勧めします。
こちらの参考書は細かく丁寧に解説されており、図解も多かったため非常に分かりやすかったです。
また、LPI公認の参考書ということで、問題集の部分から結構実際の試験の内容が出題されていたように感じました。
実際の試験問題に近い問題が多く詰まっているのでこちらの参考書をお勧めします。
LPIC202の問題集
問題集としては↓をお勧めします。
なぜなら実際の試験で問題の的中率がとても高かったためです。
本番の試験の半分くらいがこのテキストの問題とほぼ同じ問題が出題されました。
このテキストは模擬問題集が入っており、模擬問題集の的中率が非常に高かったです。
今までPing-tで勉強していましたが、こちらのテキストのほうが問題数が少なく
的中率が高いので効率的だと感じました。
きっちり基礎固めをしたいという方は問題数が多いPing-tをお勧めしますが、
まずは試験に合格したいという方はこちらのテキストをお勧めします。
LPIC202のおすすめの勉強方法
私がお勧めするLPIC202の勉強方法を紹介します。
※こちらで紹介する勉強方法は、未経験や初心者の方向けの勉強方法です。
以下の方法で勉強した場合のおおよその勉強時間は120時間です。
※ほかのサイトでは60時間で合格できるなどと記載されていたりしますが、未経験、初心者の方が60時間で
合格するのは難しいと思います。
・「Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応」の解説部分を2周熟読。
・「Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応」を4周。
これだけで十分合格できます。
注意としては、「Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応」はあくまで参考書として使用してください。
問題集も組み込まれていますが、こちらのテキストの問題集はやらなくて大丈夫です。
問題演習は「Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応」で十分です。
ただ、「Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応」の模擬問題集は比較的に多様な問題が
出題されたため、解いても損はないと思います。
合格するためのポイント
- 「Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応」の解説部分を2周熟読する
- ・「Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応」を4周する
ゴリタン
インフラエンジニアとして、ネットワークとサーバーの運用・保守・構築・設計に幅広く携わり、
現在は大規模政府公共データの移行プロジェクトを担当。
CCNPやLPICレベル3、AWSセキュリティスペシャリストなどの資格を保有しています。