【LPIC 102】【試験結果公開】【合格体験記】LPIC レベル1の試験範囲や勉強方法、参考書を紹介

最終更新日 2024年10月24日

LPIC 102 合格体験記

この記事はこんな人におすすめ!

LPICレベル1の勉強方法を知りたい。

LPICレベル1の試験ではどのような問題が出題されるのか知りたい。

合格するにはどのように勉強すれば効率がいいのか知りたい。

合格証

LPIC/LinuCとは???

LPIC/LinuCの試験概要

LPICとはLPI認定試験のことで、Linux技術者の技術力を認定する試験のことです。

LinuCという試験もありますが、こちらもLPIC同様にLinux技術者の技術力を認定する試験です。

LPICもLinuCも試験の出題範囲は同じですが、試験問題は異なります。

どちらを受験しようか迷っている方は、LPICを受験することをお勧めします。
LPICはグローバルな資格のため、海外でも通用します。
LinuCは日本独自の資格のため、日本でしか通用しません。

ただ、LPICもLinuCも試験問題は違えど、試験範囲や難易度は全く同じのため
自分の好みでどちらを受験してもいいと思います。

LPICもLinuCもベンダーやディストリビューションに依存せず、
中立的な立場でLinux技術者の技術力を認定する試験です。

LPIC/LinuCの試験レベル

LPIC/LinuCは試験がレベル1からレベル3に分かれています。
レベルが上がるにしたがって難易度が高くなります。
難易度は↓のような感じです。

レベル1:初級者(エンジニア歴半年から1年)⇒エンジニアになりたて
レベル2:中級者(エンジニア歴3年から4年)⇒運用保守
レベル3:上級者(エンジニア歴5年以上)⇒設計構築

認定を受けるためには、レベル順に合格していく必要があります。
レベル2の認定を受けるためにはレベル1の認定を、レベル3の認定を受けるためには
レベル1とレベル2の認定を受ける必要があります。

※下位のレベルの認定を受けなくても試験を受験することは可能ですが、
認定を受けるには、下位のレベルの試験に合格し、認定を受けた後になります。

レベル試験名
レベル1LPIC/LinuC レベル1 101試験
LPIC/LinuC レベル1 102試験
レベル2LPIC/LinuC レベル2 201試験
LPIC/LinuC レベル2 202試験
レベル3LPIC/LinuC レベル3 300試験(混在環境)
LPIC レベル3 303試験(セキュリティー)
LPIC レベル3 305試験(仮想化とコンテナ化)
LPIC レベル3 306試験(高可用性(HA)とストレージ)

LPIC102/LinuC102の試験範囲

LPIC102/LinuC102の試験範囲は以下の通りです。

トピック出題内容
シェルとシェルスクリプト・様々なシェル環境について
・簡単なスクリプトの作成
ユーザーインターフェースとデスクトップ・X11のインストール方法
・グラフィカルデスクトップ
・アクセシビリティ
管理タスク・システムファイルの管理
・ジョブスケジュール設定によるシステム管理タスクの自動化
・ローカリゼーション
必須システムサービス・システム時刻の設定
・システムロギング
・メール転送エージェント
・プリンタの管理と印刷
ネットワーク基礎・インターネットプロトコル
・固定ネットワーク構成
・ネットワークのトラブルシューティング
・DNSの設定
セキュリティー・セキュリティー管理タスクを実行する
・暗号化によるデータの保護

LPIC102/LinuC102の合格点

LPIC102/LinuC102の合格点は65%です。

出題数は60問なので、39問ほど正解すれば合格になります。
ちなみに試験の点数は200点から800点です。

試験時間は90分です。

試験の合格点は65%のためそこまで難易度は高くないように思えますが、
出題範囲が広いため試験勉強には思ったよりも時間が掛かります。

出題数60問
合格ライン65%(60問中39問以上)
試験時間90分
最低点・最高点200点から800点

LPIC102/LinuC102の再受験ポリシー

LPIC102/LinuC102を受験し、不合格になった場合、再受験ポリシーがLPICとLinuCで異なります。

LinuCの場合は、同じ科目を受験する際、2回目以降の受験は、受験日の翌日からカウントして、
7日目以降から受験可能になります。
(カウント日数には土日を含みます。)

LPICの場合は、2回目の受験はLinuC同様に受験日の翌日からカウントして、
7日目以降から受験可能(カウント日数には土日を含みます。)ですが、
3回目以降の受験については最後の受験日の翌日から起算して30日目以降より受験可能になります。

LPIC101の勉強方法については↓の記事に記載しているのでよかったら見てみたください!
※基本的にはLPIC102と同じよう内容になっています。

LPIC102成績表

先日LPIC101の試験に合格しました!!!

試験の結果は以下です。
60問中48問正解で点数は620点です。

オススメの教材

動画講座は以下の講座がめっちゃおすすめです。
14時間の動画講座が9000円で受けられちゃいます。

研修や予備校などでは恐らく30万円ほどかかりますが、9000円なら安いですよね。

この講座は視覚的に分かりやすく、ビジュアル解説が多いので非常におすすめです。
初心者の方でもしっかり理解できます。

【合格目指すならこれ】完全未経験でも身につくLinuCレベル1(101 + 102)講座【Linux/LPIC】 | Udemy

・LPIC101の参考書

私は↓の参考書をお勧めします。
こちらの参考書は細かく丁寧に解説されており、図解も多かったため非常に分かりやすかったです。
また、LPI公認の参考書ということで、問題集の部分から結構実際の試験の内容が出題されていたように感じました。
実際の試験問題に近い問題が多く詰まっているのでこちらの参考書をお勧めします。

LPICの問題集

LPICの問題集は以下のサイトの問題集をお勧めします。

Ping-t

こちらのサイトのCLPICの問題集は問題数が豊富で、実際にこちらの問題集で
出題される内容に近い問題が試験に出題されます。

LPICを勉強する方はみんなこちらのサイトで勉強をしていますので、
良かったら参考にしてみて下さい。

ちなみにLPICの問題集にはコマンド問題という問題集がついていますが、
こちらはやらなくても合格できます。


なので、知識をつけたい方のみコマンド問題を解くことをお勧めします。

コマンド問題は量が多く、暗記するのが大変です。
コマンド問題を解かなくても全然合格できるので、時間に余裕がある方のみ学習することを
お勧めします。

LPIC102のおすすめの勉強方法

私がお勧めするLPIC102の勉強方法を紹介します。
※こちらで紹介する勉強方法は、未経験や初心者の方向けの勉強方法です。

以下の方法で勉強した場合のおおよその勉強時間は120時間です。
※ほかのサイトでは60時間で合格できるなどと記載されていたりしますが、未経験、初心者の方が60時間で
合格するのは難しいと思います。

LPIC102合格のために勉強することは以下です。

・先ほど紹介した動画講座を受ける
・「Linux教科書 LPICレベル1 Version 5.0対応」を2週熟読する。
・「Ping-t」を5周する。

ちなみに、「Linux教科書 LPICレベル1 Version 5.0対応」の問題集はやらなくても大丈夫です
問題集は「Ping-t」のみで十分合格できます。
合格するためにむだな時間を使わないためにも、やらなくてもいいことはやらないほうがいいと思います。

また、「Ping-t」のコマンド問題という問題集がありますが、こちらの問題集もやらなくていいです。
「Ping-t」の問題数は問題数が多く、LPICレベル101の問題は800問近くあり、
コマンド問題は500問あります。
コマンド問題と通常の問題数を合わせると1300問近くなり、とてつもない量を勉強することになります。

実際の試験で確かに、コマンドを自分で入力する問題が出題されますが、
出題されても7問くらいで、出題されるコマンドは簡単なので、わざわざコマンド問題集を
やりこまなくても十分対応できると思いました。

実際私はコマンド問題を解いていないため、コマンド問題はやらなくても合格することは可能です。

やることリスト

1.動画講座を受ける
2.Linux教科書 LPICレベル1 Version 5.0対応を2周熟読。

3.Ping-tの問題集を5周。